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「声」で第一印象を作る
「メラビアンの法則」を聞いたことがある方は多いと思いますが、パっと見た瞬間に相手から受け取る情報は視覚が一番多いです。
ですから合コンでもお見合いでも、見た目の第一印象って大事になりますよね。これは、セミナー講師も一緒です。
第一印象で「この人の話をちゃんと聞くかどうか」を判断し、その後のセミナー内容で「この人のサービスを継続して購入するか」を判断します。視覚の中でも、まずは服装。
男性なら、女性がスカートなのかパンツスタイルなのかを見ていませんか?
女性側は、男性がジーパンかスーツかで全く印象が変わってきますよね。そして、やはり顔。
ツリ目や切れ長の目ならクールとか知的な印象、タレ目や真ん丸い目なら優しそうとか幼い印象を受けませんか?
コレは、女性の場合はメイクをする時のポイントでもありますね。では、視覚の次の情報はなんでしょうか?
五感の中でも、
「嗅覚」⇒香水で相手に印象付けることはできますが、匂いの好みもありますし、相手との距離次第で効き目がない場合もありますよね。
「触覚」⇒イキナリ触るわけにはいきません。相手がビックリしちゃいます。
「味覚」⇒初対面で相手をナメたりしたらビックリでは済みません。
もちろん、かじってもいけません。そう!ここで「聴覚」の出番です!
相手がある程度離れていても、触ったりかじったりしなくても、「声」で相手にコチラが思うイメージを印象付けることができるのです。
では具体的にはどうすればいいのか?
私は一応女性なので、女性の場合を例にとってみます。
自分の頭の中にイメージしながら、読んでみてください。
小説やマンガなどがありましたら、セリフの部分で実際に声に出してやってみるとよりわかりやすいですよ。まずは、声の強弱。
大きめの声で話せば「意思が強そう」、小さめに話せば「大人しそう」になりますね。では、「大きめの声」で「早口」で話してみましょう。
ハキハキした人の印象になりますね。逆に「小さめの声」で「ゆっくり」と話してみてください。
同じセリフでも、控えめな印象になります。「大きめの声」「早口」に「低めの音」を付け加えてみてください。
アネゴな雰囲気の頼れる女性になってきましたね。
「小さめの声」「ゆっくり」に「高い音」を付け加えてみましょう。
ちょっと頼りなさそうな、でも優しそうな雰囲気の女性になりました。こんな話し方をする人、実際にまわりにいませんか?
例えば、会社で。
大きな声で早口でテキパキと話す上司。
低い声でわかりやすく説明してくれるので、仕事の時もつい頼ってしまいます。
いつも小さくか細い声で、語尾をのばしながら話しかけてくる後輩。
わからないことがあると言われたら、ついつい教えたり手伝ったりしちゃいます。ドラマやマンガじゃないんだから、そんなわかりやすい人いないよ、と思うかもしれません。
しかし、ドラマやマンガで見てきた「キャラクターイメージ」が記号化され、「こういう人はこういう話し方をする」という経験となって、自分の中にできちゃっているんです。このイメージを、職業や状況で使い分けていくと効果的です。
キーワードとしては、「大きめの声」「早口」「低めの音」⇒テキパキ・頼れる・説得力・強気
「小さめの声」「ゆっくり」「高め」⇒優しい・母性を感じさせる・おっとり・弱気
こんな感じで、あなたの第一印象を意識して作ってみてください。
date - 2023.08.09