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話し方のマイナス効果
私の講座では、相手に話に集中してもらうには「声質」「緩急」「強弱」が大事とお話してきました。
この「声質」「緩急」「強弱」の効果を、身をもって体験した出来事があります。
しかも、マイナス効果として。以前、運転免許証の更新に警察署に行きました。
更新用の講習を受けたんですが、その講習担当の女性の方が、笑顔でもなく無表情でもない、曖昧な表情なんです。
更に、一日中何度も同じ話をされているからだと思いますが、話し方に変な抑揚がついています。
テーマパークのアトラクションのスタッフの方が、なんだか歌うように話したりする、アレですね。この女性の方の話し方は、声質はずっと一定で変わりません。
しかし、緩急は速くなったり遅くなったり。
そしてナゼここで?という箇所で急に声が大きくなり、また元に戻るのを繰り返します。最初は「声を大きくする箇所は、何か文章内で大事なところなのかな?」と思って聞いていたんですが、とくに大事とも思えず…。
意味のない強弱を聞いているうちに「次はいつ突然大声になるのか」と怖くなってきました。
(大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当なんです)
マジメな内容なので、眠くなった人を起こす為に時々大声を出すのかな?とも思ったんですが、真相は謎です。私がつい話し方に注目してしまうので、特別気になるのかもしれませんが、一定の変わらない声質と不思議な緩急、突然の意味のない強弱に不安感を煽られるようになってきました。
(ドラマや映画の狂人の役とか、そういう話し方をする場合がありますよね)
聞いている内にどうしても耐えられなくなり、途中からなるべく気をそらして、話に集中しないようにしました。講習を聞く側としては良くない態度ですが、「声質」「緩急」「強弱」が話を聞く方に与える影響を体感した出来事でした。
date - 2023.06.12