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何を話せばいいのか分からない時は
講座の受講生さんによくされる質問ナンバー2と言える、コチラ。
「何を話したら良いかわからなくて、会話が続かないんです」
私のお伝えする話し方の技は、皆さんに「なーんだ、そんなこと」と思っていただくことが基本ですが、今回も「なーんだ」です。
会話のネタが思いつかない、ネタはあっても上手く話せないのなら、相手をのせて話してもらえばいいんです。
では、どうやって相手をのせるか?まずは、とにかく相槌。
身体を相手の方に向け、きちんと相手の目を見て、うん、うん、と頷いてください。
目線をそらしたり、身体が横を向いていたりすると、相手は良い気持ちがしません。
人の目を見るのが苦手な方は、相手の眉間あたりを見ましょう。
(面接テクニックなどで「相手のネクタイを見ると良い」なんて言いますが、目線が顔より下にいくのでうつむいているように見えるため、暗い印象になるのでオススメしません)相槌は、頷くだけでなく、「そうなんだ」とか「それいいね」など、共感の言葉を入れていきましょう。
「えー、すごい」とか「面白い」などの、あなたの感想もあると尚いいです。
共感してもらえたり感想を言われたりすると、相手は「聞いてくれている」と実感できて、話すのが楽しくなってきます。そして、時々相手に質問をしてみましょう。
もちろん、質問をする為にはしっかり話を聞かなくちゃいけません。
「とにかく何か質問をしよう」という気持ちで相手の話を聞けば、自然と真剣になっちゃうんじゃないでしょうか。
真剣に聞いていることは相手に伝わります。
何気ない日常会話だとしても、いい加減に対応されるより真剣に聞いてくれる人の方が、好感度は上がりますよね。別に、高度な質問をする必要はありません。
わからない言葉が出てきたら、正直に「それはどういうこと?」と聞けばいいし、気になることがあれば「それはどうなっているの?」とたずねましょう。
「そんなことを聞いたら、相手の話の腰を折ってしまうかも」と思われる方もいるかもしれませんが、ただただ黙ってうなずいている人より、質問してくれる人の方が一緒に話をしていて楽しくないですか?もちろん、質問のタイミングはちょっと考えましょう。
話している文章が終わったタイミングや、相手が息継ぎをするタイミングを狙ってください。
難しそうに思われるかもしれませんが、ちゃんと相手を見てきちんと話を聞いていれば、わかるはずです。質問の答えも、やはり真剣に聞きましょう。
せっかく答えてもらったのに、その返事が「へー、そうなんだ」だけで終わっては、会話が広がりようがありません。
質問に答えてもらったところから、相手と自分とのコミュニケーションが始まるんです。質問の答えへの感想や、更にその答えに対して質問したり、できることはたくさんあります。
相手やその話に興味を持って、相槌や質問をしていきましょう。実は「人と上手く話せない」という方は、「相手の話をちゃんと聞いていない」場合が多いんです。
「何を話そう」と悩む前に、まずは相手の話をきちんと聞いてください。
そこから、相手とのコミュニケーションができていきます。date - 2023.06.12